内外の家電メーカーがモデムの標準装備化を進める
松下が発売するのは、屋内の電気配線を通信で共用できるようにする専用装置(PLCモデム)。屋外からのインターネット回線を親機モデムで受け、モデムの電源プラグをコンセントに差し込むと、屋内の電気配線がネット回線になる。
その上で、各部屋でパソコンやテレビなどのネット回線を子機モデムにつなぎ、モデムのプラグをコンセントにつなぐと、ネット接続が可能になる。つなぐ家電ごとに子機が必要で、松下の場合、親機一つで最大15個の子機ができる。親機と子機各1台のセットで店頭想定価格は2万円前後、増設用の子機は同1万3,000円前後。
将来的に子機モデムを内蔵した家電が発売されると、子機モデムを中継しなくても電源コードを差し込むだけでネット接続できる。松下は07年にもテレビや電話など子機モデムを内蔵した家電も発売する予定だ。さらに国内外の家電メーカーと連携してモデムの標準装備化を進める方針だ。