任天堂Wii異常人気 予約は数分で受付中止

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   任天堂の新型ゲーム機「Wii」の販売予約が2006年11月17日に始まった。「アマゾンジャパン」が予約を開始したところ、申し込みが殺到。数分で受付が中止になった。06年12月2日の発売日の出荷は40万台だが「すぐに売り切れる可能性がある」と話す業界関係者もいる。

   ゲーム雑誌などのアンケートを見ても、「PS3」よりも「Wii」に対する期待度が高く、2ちゃんねるには「初回出荷たった40万のWii買えなくなってもしらんぞーーー早く予約しろおお」「Wiiの予約店・サイト・状況&情報交換をするスレ」などWiiに期待するスレッドが立てられている。

アマゾンジャパン「予約を受け付けられるかは未定」

アマゾンでは「在庫切れ」の表示
アマゾンでは「在庫切れ」の表示

   アマゾンジャパンは06年11月17日に予約を開始したが、

「数分で売り切れてしまいました。明日以降は予約を受け付けられるかは未定で、予約が可能かどうかは当社サイトにある『ゲームストア』で確認してもらうしかありません」

J-CASTニュースに答えた。もっとも06年11月17日も、何時に予約を開始するかは公表しておらず、予約したい人達は朝早くからアマゾンジャパンの『ゲームストア』に張り付いていた。

   「Wii」のウリは、片手で操作できる縦長リモコン。ゲームをする際にテニスのラケットやゴルフクラブ、指揮棒などに使えたりする。また、懐かしいファミコン、ニンテンドウ64時代のソフトがネットで買え、遊ぶこともできる。価格は税込みで25,000円と「PS3」(ハードディスク20ギガ搭載)の約半額であることも「買いやすい」という評判なのだ。
   任天堂広報も、発売前から手ごたえを感じているようで、

「世界的に非常にいい評価をいただいている。何か、新しいスタイルのゲームで遊べそうだという期待感なのだと思う」

とJ-CASTニュースの取材に答えた。

任天堂は「DS」と「Wii」を連動させる戦略だ

   特に、従来からのTVゲームファンだけでなく、ライトユーザーや高い年齢層からの支持も得られるのではないかと期待している。その理由は、携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」の人気である。「DS」は国内で1,152万台以上、全世界で2,682万台以上売れており、現在も品切れが続く状況だ。「DS」は「「脳を鍛える大人のDSトレーニング」などのシンプルなゲームソフトが大ヒットし、ゲームを全くしなかった人や、高齢者までをもユーザーにしてきた。任天堂は「DS」と「Wii」を連動させることで、「DS」のユーザーも「Wii」に取り込むことができるのではないかと考えている。
   今年のクリスマス商戦はTVゲーム機では「Wii」と「PS3」の一騎打ちと言われているが、「PS3」の量産が不安視されるなか、ゲーム業界の勢力図が06年末に一気に塗り替えられる可能性も出てきている。

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