モテる男の条件は 「女性にガツンとさわる」?

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   エッセイストの酒井冬雪さんが日経BPネットで書いたコラム、「職場のモテ男になるコミュニケーション術」(第7回)での記述を巡り、2ちゃんねるでは「祭り」状態になっている。「(モテる男は女性社員に対し)ガバッと肩に手をまわしたり、ガツンとさわっている」などの部分に対し、「俺がやったら(セクハラで)通報されるぞw」といったカキコミがされ、騒然となっているのだ。

   このコラムが日経BPネットに掲載されたのは2006年11月2日。題名は「『モテる男』と『モテない男』は、どこが違う?」。
   文章の最初から反感を呼ぶ内容だ。「男性が100人いたとしたら、その中でモテる男性というのは5人くらい」「女性が100人いたとしたら、モテない女の子は5人くらいで(しかも、自分からわざわざ男子をさけている)」。

モテる男には共通点がある

「祭り」のきっかけになったコラム。「さわるときはガツンと」と提案している
「祭り」のきっかけになったコラム。「さわるときはガツンと」と提案している

   さらに、必ずしも「外見」だけがモテる理由ではなく、日常の言動が「モテ」を決めるのだと続く。モテる男には共通点があり、「マネをしてみるところから始めてほしい」と提案。その共通点がこれだ。

●何が根拠なのかは分からないが、自信満々である。
●同性である男よりも、女性の信頼を得ることを大切にしている。
●相性のよくない女性に冷たくされたり、意地悪くされてもあまり懲りない(気にしない)ようだ。
●「やさしいんだね」「○○○(海辺のリゾート地)にいっしょに行きたいよ」などと、誰にでも平気で言ったり、今どきキザっぽいところがある。
●体育会系で実はスポーツ万能であっても、外見はきわめて中性的である。また、足音がしない、ドアの開け閉めが静かなど、物音をあまり立てずに行動する。
●平気で女の子を怒ったりすることがある。
●「かわいいね」「髪、切ったの?」とフツウに口にしている。女の子には誰にでもチェックをいれているらしい。
●女の子の好きなキャラクターやマンガ、コンビニの限定お菓子などにやけに詳しかったりする。
●女の子のアタマをガシガシとなでたり、ガバッと肩に手をまわしたり、さわるときはガツンとさわっている。

男の子は昔と殆ど変わらず、努力不足?

   これを読んだ人達が掲示板やブログなどネット上で一斉に反発。2ちゃんねるでも06年11月7日までに9本のスレッドが立ち、カキコミは7,000を超えている。

「こんなことを俺がやったら通報されるぞw」
「女の自信過剰っぷりには辟易するね」
「フェミが増長してる訳だ」
「なんだこりゃ、負け組みの女の妄想ノートかよ」
「これって男性差別だろう?」
「女のケツを追いかける事しか頭に無いような,アホな男が増えたから、日本の技術力は低下し始めたのであろう」
「ホストが一番このパターンに当てはまるかな」

   など、酒井さんのコラム批判と取れるカキコミばかりなのだ。

   酒井さんは1969年生まれの女性エッセイスト。J-CASTニュースは渦中の酒井さんに話しを聞いてみた。

「私の母親の時代は、容姿もスタイルもイケていない女の子が3割~4割いたと思います。でも、今の女の子はカワイクなるために化粧、ダイエット、時にはプチ整形までと必死になって努力し、全員がカワイクなっているでしょ!? でも、男の子は昔と殆ど変わっていないんです」。

   それに、若い男性は実社会でのコミュニケーション力が不足している。ここが問題で、その解決方法について書いたというわけだ。

   それでは「さわるときはガツンとさわっている」という部分はどうなのか。

「女の子を触るときにですね、指で突っつく男の子が増えているんですよ。わき腹とか二の腕をです。女の子は驚いて『肉がバレるんですけど!』とムッとしちゃうわけです。基本は触らないほうがいいんですが、触りたいならそこまでやろう、ということですね」

   でも、セクハラにはならないのだろうか。

「A君なら許すがB君は許せないみたいな、身も蓋もない話になってしまうのでコラムでは触れませんでした。全体を読んで私の思いを汲み取ってもらえればと。全体的には『男の子ガンバレ』メッセージを出したつもりです」

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