削除後も、地名カキコミに歯止めがきかない
しかし、2ちゃんねるで「部落地名総鑑」の閲覧が不可能になったあとにも、被差別部落の地名と思われるカキコミをする者が続出し、流出に関わるカキコミに歯止めがきかない状態が続いている。
法務省同局では、
「膨大な情報のすべてを監視することはできない。情報提供に基づいて個別の事案を検討、内容を吟味し、プロバイダーに削除要請を行っていく」
としており、情報提供や通報がなければ同省も迅速には対応できない状態だ。つまり、2ちゃんねる側が対応しない限り、こういったカキコミも放置される可能性が高い。実際、2ちゃんねるでは違法なカキコミや有害情報などが放置されている状態で、2ちゃんねる側が削除要請に従わないことから訴訟にまで発展している。
しかし、今回2ちゃんねる側は異例の削除をした。ただ、その理由がなんであったか、どういう意図か、不明のままだ。