「不祥事の影響がないとは言えない」
不況が続いた時代は公務員が就職先としてもてはやされたものの、景気回復により新卒者採用を増やす企業が増え、06年は「空前の売り手市場」と言われる。そうした影響をどの自治体も挙げるが、一方で、公務員の不祥事や、公務員バッシングが続いていることも原因、とする報道もある。06年10月17日の朝日新聞は京都市の内定者辞退について、
「担当者は『不祥事の影響がないとは言えない』と困惑している」
と、公務員の不祥事続きが原因の一つであると報道した。同市では06年度だけでも、覚せい剤取締法違反や詐欺、児童買春などの容疑で、職員13人が逮捕されている。
ネット上では「飲酒ひき逃げ・横領・買春と犯罪のオンパレード組織に未来はあるのか?」といった公務員バッシングは止まらない。大卒者の「公務員離れ」はこれからも加速しそうだ。