強制執行や破産申し立ても効果なし?
ただ、2ちゃんねるサイドは、北田さんについての違法なカキコミについてのみ削除した模様だ。といっても、これも西村氏のやり方からすると、カキコミが「削除された状態」のままでいるのかも確証がもてない、という面もある。というのも、削除を命ずる判決に従い問題のカキコミを削除したが、判決の約1ヵ月後に西村氏が「削除したものを公開していますー。」として、これらのカキコミを画像として読み込んだデータを公開した、という前例があるからだ。北田さん側も、
「(違法なカキコミの削除が)応じられたようだが、こちらでは確認していない」
と答えている。
北田さんの代理人は強制執行や破産申し立てについても「まだ考えていない」としている。
結局は裁判に勝っても効果がないと受け止められそうだが、北田さんをマネジメントする「ランダムアソシエイツ」の代表は、東京スポーツの取材に対し、
「お金を取ることが目的じゃない。(書き込みが)事実無根ということを司法という場所できっちり判断してもらおうということです」
と答えており、あくまでカキコミの違法性の立証が目的であった点を強調している。