「2ちゃんで見かけた中で一番いい話」
2ちゃんねるでも同じ傾向が見られる。「『天国で応援して下さい』武豊騎手がいじめで自殺した少年にサイン色紙贈る」のスレッドが立ったのは、06年10月23日。「こういう偽善って大嫌い。”死んだから”サイン色紙あげたんだろ?」というカキコミから論争が展開されていく。
「いじめられてかわいそうだったろうさ。だけど死んでちょっとはうかばれたかみたいになるのもおかしいと俺は思う」
「生前の少年がどれだけ哀願しても色紙なんか貰えなかっただろう」
「これで自殺が美化されてしまったわけだが、勘違いなナルシストを増やす事は年少自殺者増加の一因にならないか?」
もちろん、武騎手を賛美、擁護するカキコミは多い。
「2ちゃんで見かけた中で一番いい話かもしれない」
「武さんのやさしさは北半球を駆け巡るで!」
「実際に何かしたくなると思うよ、武の立場になったら。素直にほめておくべきかと」
「豊は優しいな。批判している奴は性格最悪だな、ひねくれすぎだよ」
「遺族が気持ち切り替える助けになるならそれでいいだろ。誰が損する訳でもなし」
「こういう気遣いが今のスポーツ選手に欠けてるよ」
「一流のジョッキーは心も一流だな」
「普通にいい話だな。馬券を買うときは最初に武を切る俺でも心が洗われたよ」
これからもネット上で論争が続きそうだ。