「ウィットで返すかスルーしましょう」
例えばQ&Aサイトにこんな質問が出た。「ドメインて何?」。45歳の男性で、ヤフードメインを取得したが、言葉の意味がわからないから、日本語で教えてほしいというのだ。回答は5つ寄せられ、それぞれが親切にドメインの意味を説明していたが、その中の一つは、
「この質問サイトに質問を書く程度の知識はおありのようですから、あなたはもう『無理にでも勉強しなきゃ始まらない』レベルの初心者ではありません。もし、今現に具体的に、『どうすればいいのか分からずに困っている』とか、『こんなことやってみたいんだけど』とかあったら、補足してみてください」
という回答。結局、ドメインには何も触れていない。質問者は回答者に「40の手習いではじめたパソコンですがなかなか思うように習得できず苦労しています、カタカナ言葉が多く理解するのもひと苦労です」と困惑した感じの文章を「回答へのお礼」の欄に書いている。
文化人のブログなどにも「モヒカン族」は出没している。「モヒカン族」のコメントに腹を立て反論したところ、ブログが炎上。閉鎖に追い込まれる例も出ている。
それでは「モヒカン族」に出会ったらどうすればいいのか。otsuneさんはこんな自衛策を提案している。
「ハッタリを突き通す人よりも、客観的にミスを認められる人のほうが信頼されやすい。自分に悪意を向けられた時に、本能的に反応して怒ったり悪意を向けたりしたらかえって危険。だからウィットで返すかスルーしましょう」
コテンパンにされたときの対処法は、「『オレって自分の間違いを認める広い心を持っているよ』というキャラをアピールすること。そして『自分は若輩者ですから、どんどん至らないところを指摘してください。勉強させてもらいます』という謙虚さ、が必要」で、「本当は色々と考えて発言しているのに、わざとへりくだった態度を見せているんだな」と勝手に買いかぶられるようにもって行けば成功、だそうだ。