三重県の場合、検挙は原則免職
三重県の場合はさらに厳しい。同県は、行政職員が自転車での飲酒運転で検挙された場合は原則免職になるという基準を06年9月26日に定め、10月から適用している。同県は、
「議論はいろいろあったが、飲酒運転を撲滅するという目標を徹底するために(この基準を)定めた」
としている。同県は、道路交通法に基づいて、車だけでなく自転車にも遵守する必要性があるとして、この基準を定めた。自転車への処罰基準が明文化されること自体も珍しいが、さらに酒気帯びでも即免職となるのはかなり厳しい基準である。しかし、同県の職員は今のところそうは受け止めていないらしい。同県の広報担当者は次のように語る。
「厳しすぎるという声もないことはないですが、職員のなかでは当然だという意見がほとんどですよ」