剰余金はトリオジャパンに引き渡されることはない
その他の、ネット上で指摘されている「疑惑」についてはどうなのだろうか。
「救う会」に「不測の事態に備えて、剰余金は基金がそのまま管理する」ようにアドバイスしている、国際移植組織「トリオジャパン」に対して、ネット上では「剰余金がトリオジャパンに渡り、不透明な管理がなされるのではないか」という指摘が相次いでいる。特に同団体は、週刊女性(10月24日号)の取材に対し、
「難病の子供を抱えた親を温かい目で見て、お金の面でシビアに追求しないでほしい。受託した資金の使途は患者さんの支援や啓発活動に使っていますが、明細は公開できません。このままの状態で、活動を続けることを望んでいます」
と「不透明な管理」を続ける趣旨の発言を行い、火に油を注ぐ形になっている。このような状況の中、永田さんは
「7月以降トリオに色々なアドバイスをいただいていますが、情報の提供をしていただいている、ということです。こちらから何かを支払ったことは一度もありませんし、今後もありません。これは、お約束します。さくらちゃんのためにいただいているお金ですので、それ以外には使えないお金です」
と、剰余金はトリオジャパンに引き渡されることはないことを言明した。
ただ、ネット上では注目されていた、さくらちゃんの両親の家の資産価値については、「公開したところで、『それを売れよ』という動きが加速するのではないか」として、「対話」の中では明らかにされなかった。
「救う会」への募金は、10月16日集計分で1億1,496万9,110円に達している。