「リリースに書いてあるとおりで、これ以上の話はない」
J-CASTニュースが楽天広報に聞くと、週刊新潮の記事を全面否定し、「リリースに書いてあるとおりで、これ以上の話はない」とした。しかし、メールの記述は無い。そこで、「メールについては書かれていませんね?」と聞くと、「『三木谷が隠蔽を指示した事実もございません』という部分です」と言うだけ。それで、「これだけはっきり書かれているのですから、メールが実在するかどうかは簡単にわかるはずですが」と再び質問すると、答えに詰まった様子で「『三木谷が隠蔽を指示した事実もございません』というのが答えです」と繰り返した。
そして「近々訴訟を起こす」と明らかにした。そこで「そういえば、三木谷社長が1ヶ月前にも新潮社を訴えるとリリースで書いていましたが、今回は本当に訴えるのですね?」と質問したら、「訴訟には準備がいるため、あれから1ヶ月で訴訟を始めるのは難しい。今度訴えるのは前回と併せて訴えることになる」とした。「近々に訴えるということは、来週ですか?」と聞いたら「私どもは訴訟の時期をいう立場にはない」と話した。
要は、しどろもどろの答えといっておかしくない。
楽天の株価は06年9月29日の終値で前日比1.49%減の46,300円で引けた。週刊新潮の記事の影響というより、投資家の楽天に対する期待の低下と、先行き不安が反映したものだろう。