「エビちゃん」ことファッションモデルの蛯原友里さん(27)の人気が凄まじい。彼女が雑誌で身につけた服やバックはバカ売れ。出演したCMの商品も大人気になる「エビ売れ」現象が起きている。そして今度はエビちゃんを起用して、若い女性に人気がなくなったストッキングをはやらせようという企画も現れた。
福助はストッキング「f-ing」(エフィング)ブランドにエビちゃん、押切もえさんを企画段階から参加させ2007年2月の発売を決めた。同社はその理由をJ-CASTニュースに、
「10代、20代の女性は『生足』世代でストッキング離れしています。それに対し若い女性に人気が高くCanCam読者80万人の代表であるこの2人を起用することでストッキングは良いものだという強烈なメッセージを発信するのが狙いです」
と説明した。
モデルは歌手や女優よりも身近な存在?
「エビちゃん」はCanCam読者以外にも大人気
エビちゃんが服を着れば売れる、と囁かれ始めたのが2~3年前から。商品の売り切れ、追加生産の『エビ売れ』現象は、彼女がモデル以外にテレビCMなどをやり始め、存在が広く知られるようになってから目立って増えた。
オンワード樫山の広報はJ-CASTニュースの取材に、「これまでは歌手や女優が身に着けたファッションが人気になったことはあるが、ファッションモデルの影響でのバカ売れ現象は記憶に無い」という。さらに、「モデルが歌手や女優よりも身近な存在になった現われではないか」と分析する。エビちゃん以外にも、同じ『CanCam』の専属モデル押切もえさん、山田優さんなども同じ現象が出ているが、エビちゃんが突出している。
ファッション以外の「エビちゃん効果」で有名なのがマクドナルドの「えびフィレオ」。エビちゃんのCM出演が大ヒットのきっかけとされ、期間限定での発売予定が、レギュラー商品に格上げされた。また、歌手のBONNIE PINKのCD「A Perfect Sky」がオリコンチャートで5位になったのも「エビちゃん効果」と言われる。エビちゃんが出演した資生堂「ANESSA」のCMソングで、CDジャケットも限定ながら「エビちゃん仕様」だったからだ。