「モノ作り力」低下をまた裏づけ
ソニー・コンピュータ・エンタテインメント(SCE)の相次ぐ「PS3」の発売延期にも、同じようなソニーの「弛み」があるといわれている。いったん発売日を06年春と公表しながら、ブルーレイ・ディスクの規格策定の遅れなどから同11月11日に延期。さらに「部品不足」を理由に欧州での発売を07年3月上旬に再延期した。これについてSCEの久夛良木健社長は記者会見で、「(ソニーが部品の量産を)できると言ったからSCEは出荷計画を発表した。ソニーの物作りの力が落ちているのではと問われれば、きょうの時点ではそのとおりと言うしかない」と話し物議をかもした。「モノ作りの力が落ちているのか?」そうJ-CASTニュースはソニー広報に問いかけると、
「(久夛良木社長の発言は)会見の質問の流れから出た言葉ですが、目標が変更になったことに対し、その新たな目標に邁進し、結果を出して認めていただくしかありません」
と苦しい回答を寄せた。