安倍新首相 ネットの支持率は低調

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   衆参両院は2006年9月26日午後の本会議で、自民党安倍晋三総裁を第90代、57人目の首相に選出した。自民党の総裁選では圧倒的な強さで勝利を収め、そのまま首相の座についた形だが、ネット社会では安倍新首相の「支持率」の出だしは、かなり低調だ。絶賛される小泉前首相と比べると、その落差が際立つ。

「期待しない」と答えたのが7割以上

安倍政権、ネット上では低調な滑り出し
安倍政権、ネット上では低調な滑り出し

   ライブドアが配信している「動画ニュースライブ!」でのアンケート「シングルイシュー」では、26日15時から、「あなたは、安倍新内閣に期待しますか?」というテーマで意見を募っている。20時現在で「期待する」と答えたのが29.57%で、「期待しない」と答えたのが70.42%。政権スタート時の支持率としては、かなり低い方だ。

   「期待しない」と答えた人は、次のようなコメントを書き込んでいる。

「絶対口だけ人間」
「前首相のような強烈なカリスマ性が感じられない」
「頭の悪いボンに何が期待できる」

   その一方で、「期待する」側の意見は、こうだ。

「小泉首相がある程度路線を敷いている以上、自虐史観を払拭した普通の国家になって欲しいと思うのは当然」
「最悪の状態から小泉さんがよく頑張った。安倍さんも、引き続き頑張ってくれ」

   こうやって見ていくと、安倍氏を支持する側も支持しない側も、前任者の小泉前首相と比べて安倍氏はどうなのか、ということに判断の基準を置いているようだ。というのも、2ちゃんねるなどの掲示板上では、小泉氏を評価する声が相次いでいるからだ。

掲示板には小泉氏を絶賛する書き込みが

   主にニュースについての書き込みが行われる「ニュース速報+」という掲示板では、「お疲れ様」を意味する「乙」という文字をタイトルに冠したスレッドが立てられるなど、小泉氏を絶賛する書き込みが多い。例えばこんな感じだ。

「五年間、毎日楽しみにしていたドラマが終るような寂しさを感じる。俺の貯金は5年前から一向に増えていない、収入は少ないし見通しも明るくないけど、小泉さんは確実に日本に力を与えてくれたと思う。日本にこれほど政治に関心を持てた時代があっただろうか。 首相を誇らしく思える日々があっただろうか。本当にお疲れ様でした!心より感謝申し上げます」
「任期中センセーショナルな出来事が多かった。イラク・拉致・郵政・靖国・構造改革・・・・ よくやったもんだ。マジで敬意を表するよ」
「今までだったらマスコミに叩かれただけで右往左往するのが日本の首相だったが、これを逆手にとって実はマスコミ自体が嘘も言うし清廉潔白じゃ無いって国民に知らしただけでも名宰相だな」

   安倍氏の支持率が今後上昇するかどうかは、「小泉劇場」を超える「劇場」を作ることが出来るか、という点にかかっているようだ。

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