外資系ファンドも名乗りを上げる?
受け皿の候補先が出揃うのは10月末。今のところ、「外資系ファンドなどの名前があがらないのが不思議」(大手地銀の幹部)と、まだまだ候補先は増え、二転三転する可能性も残っている。これまで外資系ファンドが経営破綻した銀行を再生ビジネスと捉え、再生終了後の再上場で破格の上場益を得たことを思えば、足利銀行は”最後の大物”として期待できる。
売却する側の預金保険機構も投資ファンドが有力な引き受け先との認識はある。「高値売却は至上命令。売却益を前提に高値で買ってくれそうな投資ファンドが有力候補先となる。単独での名乗りを挙げるのではなく、どこかと組んで仕掛けてくるだろう」(メガバンクの幹部)との見方もあり、レースは最後までもつれそうだ。
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