北朝鮮産マツタケ 本当に消えたのか

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不足分は中国産と国産で補う百貨店

   そうはいっても、やはり、ミサイル発射の影響で、販売を取りやめたデパートもあった。ある九州の老舗デパートの野菜売り場担当者は、

「今年は、イメージに配慮して、北朝鮮産は扱わないことになりました」

と、北朝鮮のネガティブなイメージが影響していることを認めた。例年、このデパートで扱っている北朝鮮産はマツタケ全体のおよそ1割で、不足分は中国産と国産で補うという。

   そんな中、06年8月29日付けの朝日新聞は、中国の瀋陽発で、北朝鮮産のマツタケを中国産として日本に輸出しようとする「マツタケ・ロンダリング」疑惑を報じている。店頭から消えたはずの北朝鮮産マツタケは、実は中国産と名前を変えて、昨年と同じ売り場に並ぶのかも知れない。

   マツタケを輸出する側はどうなのだろうか。J-CASTニュース編集部では、マツタケを扱う北朝鮮の商社にFAXと電話でコンタクトを試みたが、FAXには返答がなく、電話はオペレーターに取り次いでもらえなかった。

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