横浜市日産スタジアムで行われたJリーグの試合で、観戦していた自民党議員が試合中に「自民党」と表記したシャツを着たり、のぼりを立てるなどした問題で、ある神奈川県議のブログに非難が集中、「炎上」に追い込まれた。しかし、これは「とばっちり」だった。
2006年9月9日のJリーグ1部横浜Fマリノス対川崎フロンターレの「神奈川ダービー」での出来事。自民党横浜市連側は事前にマリノス側から2000人分の客席を手配され(チケットは購入)、試合を観戦した。その集団の一部が、「自民党」と記されたシャツを着用し、議員の名前が入ったのぼりを立てるなどした。マリノス側は、政党の宣伝活動にもなりかねないとし試合中に注意し、のぼりを撤去させた。後日、同クラブは自民党横浜市連に抗議し、市連側は同クラブに謝罪した。
ブルーのシャツ着用の集合写真が誤解生む?
問題の行動とは無関係なブログが炎上に追い込まれた
これに関連して自民党神奈川県議会議員のブログに外部から批判コメントが殺到した。
「ユニフォームに似せた青いシャツの党名などは有権者に擦り寄ろうとする貴方の卑しい意図が明確に現れていて、とても不愉快で気分が悪くなります。」
「この方たちはこの格好でスタジアムにいたのですか? だとしたら信じられない。 血税もらって仕事する立場の人が、その行為がどんな事か判断できないようじゃコンビニの玄関前でゴミ散かして座っている連中とレベル同じじゃないですか???」
ブログには、同議員が自民党横浜市連幹事長など横浜市連の議員・支援者などと一緒に写っている写真が掲載されていた。横浜Fマリノスのグッズを持ち、「自由民主党」と書かれたブルーのシャツを着用している集合写真である。
「9月9日にサッカーJリーグ神奈川ダービーマッチ・横浜FマリノスVS川崎フロンターレの試合が行われます。ヨコハマ自民党では、サッカーをはじめスポーツを通して明るく元気な街づくりを推進しており、その一環として、地元のJリーグチーム・横浜Fマリノスを応援しています。昨日、そのテレビCMとPRチラシ用の撮影が行われ、青年局所属の議員として撮影に参加しました」