ソニー 年末商戦で40型以上が5割を超える
一方のソニーは8月30日、年末商戦向けに発売する液晶テレビ「ブラビア」の新商品を発表した。同社としては最大となる52型を新たに発売するのが目玉。ソニーは昨年10~12月期以降、3四半期連続で液晶テレビの販売シェア(金額ベース)で世界1位が続いているが、同日記者会見した井原勝美副社長は、商品力強化をテコに今年の年末商戦でも首位の座を死守する考えを示した。
新商品は9月以降順次発売する。店頭想定価格は52型が80万円前後、46型が45万~55万円前後、40型が35万~45万円前後など。同社の従来の最大サイズは46型だったが、売れ筋の変化に対応し大画面商品を大幅に増やす。同社は年末商戦で40型以上の販売割合が5割を超えると予想している。新商品ではこの他、高画質のフルハイビジョン機種を増やした。井原副社長は「テレビ事業の黒字化まであと一歩だ」と述べ、公約だった06年度下半期の黒字転換に自信を示した。