ウィルコムはノートパソコン市場を狙う
そうした中で、『ズバリ!奪う市場はノートパソコン市場』というケータイも登場した。これがバカ売れで、発売当初は生産が間に合わなかった。それがウィルコムの「W-ZERO3」。WordやExcelなどのソフトが入っていて、スライド式のキーボードが装備されている。価格は3万9,800円だが、品薄が続いてオークションで10万円の値段が付いたと話題になった。これまで15万台売れ、06年7月には新バージョンも登場した。この人気をウィルコム広報は、
「ケータイなのにExcelのようなソフトが入っている今までに無かった商品という点と、買ってすぐに使える手軽さが受けたのではないか」
とJ-CASTニュースの取材に答えた。家庭からパソコンが消えていくかもしれない流れを作っているのは、そうした若い層だ。