損害賠償問題は説明がちゃんとできる解決をしたい
――和解することはあるんですか。
「法律というか、司法の場で和解をしなさい、ということであれば応じます。全く別の問題として、フジテレビから350億円弱請求されています。まだ話し合いは行っていません。両方の株主のために、説明責任を果たすことが大事で、裁判所による和解勧告がないかぎり、こちらから和解を申し出るようなことはありません。払わないと言うことではないですが、ガバナンスの問題です。説明がちゃんとできる解決をしたいです」
――キャッシュフローがあるうちに単月黒字になる、ということですね。
「そうですね。大変な7ヶ月でしたが、経営が破綻している訳ではないんです。経営に一番大切な、カネと人というリソースはある。その意味でラッキーでした。それに、某鉄道会社や化粧品会社みたいに、何年にもわたって(不正を)やっていた、ということではありませんでした。今、振り子が思いっきり反対に振られていますが、それは受け入れないといけません」
――営業で黒字になれば、賠償はあっても、少なくとも企業としては続けられる、ということですね。
「単月黒字を、どのくらいの期間で来期出せるか、というのが大変大きなチャレンジですね」
――最近は、堀江さんは何か言って来たりしますか。
「言っちゃいけないんです。コンタクトも出来ないんです。保釈を取り消されてしまいますから。株主総会の前に弁護士を通じて、議案に対してコメントをもらったのが6月の頭ですね」