「回答を差し控えさせていただきます」という日テレ広報
いずれにしても、「不適切」とも捉えられかねないシーンだが、YouTubeでこの映像がアップされたことでさらに批判を拡大させたことは間違いない。そして、この事実を知ってのことなのか、この2つのシーンがアップされた画像はことごとく消されていて、
「この動画は著作権を所有する日本テレビの要請で、同社の許可を取っていないという理由で、削除しました」
という但し書きが添えられている。
たしかに、日テレが著作権を有する映像を勝手にYouTubeにアップするのは、著作権を侵害する行為だ。しかし、YouTubeを見る限り、日テレが放送した番組の映像がたくさんアップされているのにもかかわらず、この2つのシーンの動画だけは削除のペースが突出して速い。つまり、日テレがさらなる批判の拡大を防ぐために「問題映像」の削除を優先してYouTube側に依頼した。そう考えられなくもない。
J-CASTニュースは、番組制作担当者とは別に、日テレ広報部に10項目に及ぶ質問をした。しかし、書面で返された回答には以下の1文が記されているだけだった。
「貴殿よりの8月29日付のご質問については、回答を差し控えさせていただきます」