「子猫殺し」女流作家 今度は「子犬殺し」?

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   日経新聞のエッセイで「私は子猫を殺している」と述べた直木賞作家・坂東眞砂子さんが子犬も殺しているのではないか、という「疑惑」が浮上している。06年7月18日の日経新聞のコラムで、坂東さんが子犬を「始末した」と述べているからだ。

   「子犬殺し」が取り沙汰されているのは、「天の邪鬼タマ」と題したエッセイ。以前ネット上を騒然とさせた「子猫殺し」と同じ日経新聞(夕刊)の「プロムナード」に掲載された。内容は次のとおりだ。

「涙を呑んで、生まれてすぐに始末した」

「坂東眞砂子・掲示板」ではカキコミが急増。2つのエッセイへの批判は止まらない
「坂東眞砂子・掲示板」ではカキコミが急増。2つのエッセイへの批判は止まらない

   坂東さんの飼い犬は3頭いて、2頭はジャーマン・シェパードで、雌のミツと雄のクマ。もう一頭はミツの娘のタマ。ミツとタマは発情期が一緒になってしまい、出産も数日違いになるという。

「前回、ミツはタマの仔を自分の仔だと思って奪い、タマはそれを取り返そうとし、私はどの仔がどちらの仔かわからなくなり、あたふたしているうちに、両方の仔、みんな死んでしまった。今回もまた同時に出産したので、涙を呑んで、タマの子は生まれてすぐに始末した」

   文脈からして、「始末した」とは、つまり「殺した」と受け取れる。

   「私は子猫を殺している」と「告白」したエッセイで、坂東さんは「避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずに済む」「自分の育ててきた猫の『生』の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した」などと述べている。「坂東眞砂子・掲示板」では、坂東さんを批判するカキコミが06年8月23日だけでも100件以上されている。

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