ソニー側は「不具合が起こるように設計したことはない」
実は「本物のソニータイマーか」とうわさされたケースもある。
ソニーは06年2月、薄型テレビ「ブラビア」のプロジェクションテレビ「Eシリーズ」2機種(05年10月発売)で、視聴時間の累積が一定時間(約1,200時間)を過ぎると「テレビ視聴中に電源オフできない」などの不具合がある、と発表した。1日3時間使用するとすれば、保証期間である1年が過ぎたころに1,200時間に達して不具合が起こるため、「まさしくソニータイマーだ」として評判になった。
ソニーテレビ受付センターはJ-CASTニュースの取材に対して、
「今回の不具合は、試験を行っている途中に発覚したに過ぎず、『不具合が起こるように設計した』ということでは決してありません」
と話す。ソニータイマーの存在については、
「一部の方々が『私的に』そのような言葉をお使いなのは存じておりますが、そのように設計しているということはございません」
と述べている。
ちなみに、テレビの不具合に対しては、すでに地上デジタル・BSデジタル放送の電波を使って原因のソフトウェアを更新する措置が取られている。