外国人の観光案内にも「ニンテンドーDS」を使う時代

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外国人観光客のご案内は携帯ゲーム機で―東京日本橋地区で、2006年12月から携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を使った観光案内のサービス実験が始まる。サービスの名称は「日本橋観光まちナビ」。NPO法人の東京中央ネットが中心になり、都市の活性化策として考案した。日本橋の商店などを巻き込み、国土交通省の補助金を受けて展開する。

これまでも東京中央ネットでは、携帯電話のインターネットで日本橋の観光情報を提供してきたが、外国人観光客の携帯電話では互換性がなかったり、また、映像表現に限りがあり、より見やすく詳しい情報を提供できるシステムを模索してきた。

そこで目を付けたのが携帯ゲーム機だ。特に任天堂の携帯ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」シリーズは世界中に7千500万台以上、昨年発売した「ニンテンドーDS」は同2000万台以上普及していて、外国人旅行者も持っている可能性がある。ゲームソフトと同じ形状のカートリッジに観光案内のデータを入れ、配布すれば、気軽に再生してもらえるのではないかと考えた。

将来はソフト、ゲーム機の有料化も考える

実証実験は今年12月末から来年2月にかけて行われる予定だ。ゲーム機本体と、日本橋地区の飲食店、名所、旧跡などの紹介と地図の情報が入ったソフト(日本語版、英語版)は、同地区の商店やホテルで無料貸し出しする。
このプロジェクトに関わった社団法人日本イベント産業振興協会の三輪祐児さんは、J-CASTニュースに対し、

「外国人観光客の集客を高め、都市部の再活性化につなげたいと考えています。来年3月までに実証実験の結果報告をまとめ国交省に提出しますが、観光客の評判がよければ、すぐにでも本格運用に入りたい」

と話している。将来的にはソフトを有料で売り出し、ゲーム機の有料レンタルも考えているという。

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