昔のようなバブル現象にはならない
トータルブレインの久光龍彦社長は、
「キャピタルゲインを考えてマンションを買う人は今後も少ないと思います。中古になれば価格は下がるだろうし、昔のようなバブル現象になることは構造的にありえないのです」
と言い切る。
今回の地価上昇の要因には、投資家から資金を集めて不動産を買い分配金を払うリート(不動産投資信託)の加熱があった。しかし、資金の多くを金融機関からの借入金でまかなっていたが、ゼロ金利が解除されたことにより、「リート離れが始まっている」と言われている。そんなこともあって、都心部での地価上昇は今後も続きそうだが、土地やマンションを巡るバブル現象は「ミニ」にとどまりそうだ。