「製品に欠陥ない」 言い張るパロマ

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「製造者責任は認める」という微妙な言い方

   これでは、パロマが責任を認めたかどうかさっぱりわからない。そこでJ-CASTニュースでは、パロマに対し、「構造に問題があると認めた」と、「欠陥ではないことを強調している」とはどちらが正しいのか聞いてみた。
   すると「欠陥は認めてはいません」という答えが返ってきた。さらに、7月18日の記者会見で、「製造した責任がある」と謝罪した「責任」は何なのかと聞くと、

「製造者としての責任の観点に立って判断するということです。製造物責任と混同されているようです」

   と答えた。
   つまり、パロマ製品には欠陥が無いという判断なのだ。大ブーイングを受けた7月14日の記者会見と、何も考えが変わっていない、といってもおかしくない。「製造者責任は認めている」という意味は、「使用者に安全の働きかけを怠ったことや、リコールの基準が明確でなかったこと」だという。事故の責任は、不正改造や老朽化した機器を使い続けたお客側にあると主張しているのに等しいのだ。

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