「盗作騒動」とは関係ない?!
ダイヤモンド社の総合案内は2006年8月1日、J-CASTニュースの取材に対して『全銘柄版』については6月15日発売分を最後に休刊する、と明らかにした。その理由は、500銘柄に絞って掲載し、兄弟版ともいえる『「株」データブック 厳選銘柄版』と内容が重複するためとし、「盗作騒動」との関連については、「別件です。関係ありません」と説明している。
ある大手ビジネス誌関係者はこう語る。
「丸めた数字でみると、『四季報』のシェアは70%を保ったままですが、参入直後には10%あったダイヤモンドの『データブック』のシェアは盗作騒動後に5%まで急落しました。そのおかげで、シェア20%だった日経の『会社情報』は25%まで回復しました」
「初心者でもすらすら読める」というのが売りの「データブック」だったが、1936年に創刊された老舗の「四季報」にボコボコにやられた、ということのようだ。