反響大きく、サイト開設期間を3ヶ月延長
日本労働組合総連合会(連合)も、同様のサイトを06年4月に開設して、反響を呼んでいる。「think-tax.jp」と名付けられたこのサイトでも、やはり「負担増試算」ができるほか、サイトにコメントが書き込めるようになっている。
同サイトキャンペーン事務局は「これまでは『増税反対』を訴える際は、街頭演説やビラ配りなどの伝統的な手段しかなかった。いきなり主張を押しつけるのではなく、まずは現状を知ってもらえるようにしたかった」と話す。
本来ならば6月30日までの期間限定キャンペーンだったが、反響が大きく、サイトの開設期間を3ヶ月延長した。事務局によると、06年7月26日までに796,308件のアクセスがあり、約9,000件のコメントが書き込まれた。「反響が続けば、さらに延長も考える」(事務局)という。こちらでも「増税試算」をしてみた。その結果は191,400円。共産党とは試算の前提が違うようだ。
両者ともさまざまな工夫を凝らすが、果たして増税反対の世論を喚起することはできるのか。