広告、物販? SNSビジネスモデル

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   ネット上のコミュニティーサイトとして知られるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は今ちょっとしたブームだ。ポータルサイト大手のヤフー楽天、韓国からの新規参入もあり、本格的な競争が始まった。そのビジネスモデルは?

1,600万人登録の「黒船来襲」

多くの人が集うSNS。各社はどのように収益をあげるのか
多くの人が集うSNS。各社はどのように収益をあげるのか

   2005年12月、韓国最大のSNS「サイワールド」が日本向けサービスを開始した。韓国の総人口の3分の1にあたる1,600万人が登録しており(05年11月現在)、20代女性に限れば9割が登録しているという。日本のSNS全体では716万人が登録(06年3月総務省調べ)している。登録者の規模からみても、「黒船来襲」といってもおかしくない。
   同サイトのビジネスモデルは、「デジタルアイテム」の販売だ。サイト上の自己紹介のページを彩る壁紙やBGMなどを販売し、「韓国では1ヶ月約10億円の収益が上がっている」(日本サイワールド・柏倉大介氏)。同サイトの収益は、すべてデジタルアイテムによるものだという。日本語版でも、SNS内の独自通貨「どんぐり(1どんぐり=10円)」を使って、壁紙であれば15どんぐりで購入できる。

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