ホリエモン激ヤセ
麦飯突然人気に

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   ホリエモンの「激ヤセ」がマスコミにしきりに取りあげられている。普通ならば、痛々しく映るものだが、今回は「留置場ダイエット」というプラスイメージだ。とりわけ、麦飯に脚光が当たり、ネットでは「麦飯でイケメンに」などと、ダイエット成功への羨望の書き込みが続いている。

ホリエモンの「激ヤセ」を伝えるライブドアニュース
ホリエモンの「激ヤセ」を伝えるライブドアニュース

   2006年4月27日、仮釈放されたライブドア元社長の堀江貴文被告が東京拘置所前で「ご心配おかけしました」とテレビカメラに叫んだ姿を見て、誰もがその“激ヤセ”ぶりに驚いた。当初体重は8キロ減とされていたが、堀江被告は報道を知り「違うよ。15キロだ」と「反論」したという。
   激ヤセで話題になったケースといえば、貴乃花、みのもんた、ユースケ・サンタマリア、梅沢富美男などがいるが、いずれも体調を心配されていた。ホリエモンの場合は、健康を取り戻した、というイメージだ。

注文が増えたのはホリエモンの影響も

   “激ヤセ”したのは、規則正しい生活と1日2,200カロリーという質素な食事の成果なのだろうが、ここでにわかに脚光を浴びているのが麦飯だという。
   食事に出てきたご飯は麦3米7割という麦飯。精麦メーカーへの問い合わせやサイトへのアクセス数が増え、メーカーは、マスコミ取材に対し「少量で満腹感を味わえるためダイエットに効果的です」「カロリーが低い食事をしていたことに加え、麦の効果があったのでしょう」とアピールを怠らない。
   豊橋糧食工業(愛知県豊橋市)と、日本精麦(神奈川県高座郡)も06年4月28日から注文が増えた。豊橋糧食工業は「お得意様からの注文が増えたのはホリエモンの影響もあったのでは」と話す。日本精麦は別で、「みのもんたが押し麦の効果をTVで話したからではないか」と首をかしげた。

ホリエモン ダイエット本出版?

   さらに出版業界でも、堀江被告に接触しようと動き始めている会社もあるようだ。つまり、ダイエット本の出版だ。
   青春出版社では「牢屋でやせるダイエット」という故・中島らも氏の本を出している。同氏の獄中記なのだが、「ホリエモンのダイエットと共通する部分もあり、注文が増えるのでは」と同社営業担当者は期待を隠さない。さらに、「ダイエット本が再度注目される状況が生まれているようだ」と、関連する書籍の企画を練る計画だ。
   一方で堀江被告もこの体形を維持したいようだ。ビジネスのためか、健康のためかわからないが、弁護人は「久々にスポーツジムに行きたいと堀江は話している」「リバウンドを気にしているじゃないのかな」とマスコミ取材に答えている。
   そんな堀江被告が現在興味を示しているのが山登りだという。担当検事の趣味が登山で、検事の話を聞いているうちに堀江被告もソノ気になった、といわれている。また、拘置中に約200冊を読破とされるが、そのうち、最も感銘を受けた本が85年の日航機の御巣鷹山墜落事故を素材にした山崎豊子の「沈まぬ太陽」。随所に出てくる山のシーンがお気に入りだという。しかし、メディアの張り込みなどもあって、「山登りの道具も買いに行けない」と弁護人がマスコミに話している。引き篭もりが続くとリバウンドの可能性も出てくる。リバウンド対策として麦飯を食べているかどうか、気になるところだ。

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