業務委託先のミスはたくさん例がある
ヤフーは、そして「ネオコムの従業員管理に不備があったことおよび当社の業務情報が業務委託先から流出したことはきわめて遺憾で、当該業務委託先への厳重注意を行いました。また、すべての業務委託先の指導管理を徹底して再発防止と情報管理体制のさらなる強化を図ってまいる所存です」とJINBNの取材に対しコメントした。要は、責任はネオコムにあり、業務委託先の指導が足りなかった、という弁明だ。
業務委託先のミスはたくさん例がある。例えば、NTT東日本とNTT西日本は06年2月24日、ウイルス感染により、同社の顧客1396名分の個人情報や社員情報を含むファイルが流出していたことを明らかにした。 原因は、NTT東日本栃木支店の業務委託先である社員の自宅PCが、Winny経由でウイルスに感染したため。両社は自ら記者発表し、「このような事態が発生し、関係者の方々に多大なご迷惑をおかけしますことを深くお詫びいたします」というコメントを出し、謝罪している。
2005年6月、全国各地の原子力発電所の点検作業に関連する内部情報がインターネット上に大量に流出していたことが発覚した。九州電力の川内原発のケースでは、取引先の関連会社からだった。九電では「地元の皆さまを始め,多くの方々にご心配をおかけしました」として、経緯などについて記者発表している。