超人気ブログ筆者「きっこ」とは何者だ

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   芸能から耐震偽装問題、はてはライブドア事件まで、仰天トクダネを連発する、超人気ブログの筆者「きっこ」とはいったい何者なのか。あまりの正確さと細部の詳しさに、大手マスコミ関係者の中には「捜査関係者が個人的に書いているとしか考えられない」といった、うがった見方も出ている。

「きっこのブログ」にも取り上げられたホリエモン(写真: livedoor社長日記)
「きっこのブログ」にも取り上げられたホリエモン(写真: livedoor社長日記)

   ネット上ではヘアメイクを自称する「きっこ」の正体についてさまざまな憶測が飛び交っている。最初は2ちゃんねるから情報を得ている、という説も有力だった。独自に集めた裏情報を出し続けていくうち、ネット上で注目されるようになり、次第に「トクダネ」が寄せられるになったのではないか、という推測だ。要は、知り合いから聞いた話を集めている「ディープな事情通」ということだ。

しっかり記事としての基本も押さえている

   『「事情通」は酒場や薄暗い事務所で、時には「内緒だけどさ」という枕ことば付きの電話で、そうした話を関係者や記者らにささやく。あるいは、大声でしゃべる。「きっこのブログ」は、それをサイバー空間に放り出した。違いは、そこしかない。「事情通」からの話については、当たり前のことだが』 (ニュースの現場で考えること)
   仮に「彼女」が事情通だとしても、マスコミ関係者が背後にいる、と見ているサイトも多い。例えば、「ニュースなサイト」はこう分析している。
   『今まで、「ネットジャーナリズム」というのはマスコミの二次情報が主体になると考えられてきた。このようにアングラ的な情報がネット上で話題になってマスコミを引っ張るという「ネットジャーナリズム」もありえるのではないだろうか。この場合の記事提供者は「事情通」であったり「マスコミの記者」である可能性が高い。海外の事件の話題では「ロイターによると」と前置きして事件の概要を記述しているし、読み方が複数あるような名前は読みがなをふったり年齢を記述したりと、しっかり記事としての基本も押さえている』

トクダネ教えてあげるマスコミ関係者はいない

   「マスコミ関係者ではないか」という見方はネット上でかなり流布されている。「あんなに長い文章はひとりじゃ書けないから、複数の書き手がいるのでは」という推測も多い。だが、この説には根本的な欠陥がある。大手新聞の記者は「自分が得た情報、それも大トクダネを人に教えてやるマスコミ関係者はいない」と断言する。
   だとすると、誰なのか。
   「日記」を丹念に読んでみると、最初は確かに芸能ネタが多く、「ヘアメイクの仲間やテレビ局、芸能人が利用するお店など、アンテナを張り巡らしている」成果だとしてもおかしくない。ただ、耐震偽装事件以降は明らかに変化してきた。政治やホリエモン事件でもディープな情報があまりに多方面にわたるのだ。こうした「極秘情報」がごろごろしているところ、といえばマスコミを除くと、「捜査当局」しかないのではないか、という憶測だ。しかも、「公務」ではありえない。単なる好奇心か。それとも、いい情報が「きっこ」に集まり、捜査に役立たせようとしたのか。いずれにしてもミステリアスなサイトだ。

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