東京都豊島区の西池袋公園で近くの学習塾が夜の休憩時間にやっていた大縄跳びが、6月(2019年)に豊島区から禁止された。近隣から苦情が出たらしい。
縄跳びの映像を見た司会の小倉智昭「なにか呪文をとなえながら跳んでいますね」
跳んでいるのは大学受験をめざす世界史専門の塾に通う高校生で、「クリントン、ブッシュ、レーガン、ブッシュ・・・」と歴代アメリカ大統領の名を唱えている。男性塾長が考案した暗記法で、リズムに合わせて声にしながらやると効果的なのだという。他にも、台湾の総統や中国王朝の皇帝、ソ連・ロシアの指導者名などもある。
豊島区が看板設置「近隣に迷惑です」
豊島区は午後7時過ぎということもあって、公園内に「近隣に迷惑です。大縄跳びはできません」という看板を2つ設置した。公園で禁じる営利目的にあたる可能性もあるという。
塾長は「多少声をあげても許される時間かと思った」と話す。いまは別の公園に移った。生徒たちは「やりだしてよく覚えられる」「偏差値が10上がった」「やりたい。うずうずする」という周辺の住人は「15分ぐらいだから気にならない」「集中して何かやるときにはうるさい。キャーとか『できたー』の声もまじる」と話す。
柿崎明二(共同通信論説委員)「大勢でいれば迷惑行為だとは行きすぎだし、営利目的というのは拡大解釈しすぎじゃないですかね」
キャスターの伊藤利尋アナ「公園での漫才や楽器の練習など、どこで線を引くのか。なんでも禁止の方向に動いています」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト