「現職閣僚が籠池氏に現金渡した」発言の真偽は? 作家菅野完氏の「内閣2つ飛ぶ」爆弾告発の行方

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   国有地の超格安ゲットから疑惑連発の学校法人「森友学園」問題で、きのう15日(2017年3月)も衝撃的告発が飛び出した。籠池泰典理事長と面談したノンフィクション作家・菅野完氏が籠池氏から「現職閣僚と現金のやり取りがあった」と聞いたと語った。おまけに、菅野氏は「悪いのはこいつらだ」と国有地売却の責任者だった当時の財務省理財局長、迫田秀則・現国税庁長官や松井一郎大阪府知事を名指しして「すべて明らかになったら内閣が2つぐらい飛ぶ」と言い放った。

迫田・元理財局長、松井・大阪府知事らの名上げ攻撃

   籠池氏はきのう、外国特派員協会で記者会見の予定を急にキャンセルした。しかし、大阪からは上京し、菅野氏が待つ都内のマンションに入った。籠池氏は記者の質問に応じなかったが、菅野氏はマンション前に集まった報道陣に現金やり取りの相手を「今まで出たことのない人で、僕としては信ぴょう性が高いと判断を下すしかない」と語った。さらに「悪い人なんです」と迫田元局長や松井知事、大阪府の吉本馨私学課長の名をあげ、迫田、松井両氏の顔写真まで示した。

   これに対して、迫田氏はきのう、テレビ朝日の取材を無言で振り切った。松井知事は「菅野氏を相手にしてもしょうがない」と切り捨てた。

   田﨑史郎(政治評論家)「あいまいな点が多すぎます。匂わせるだけで、へんな不快感がある。口止め料の可能性もある。籠池氏の教育方針に共鳴した政治家がいたのかもしれないが、慎重に考えないといけない」

   野村修也(弁護士)は「菅野氏の発言は、この図式だと、あとから誰もとがめられない」という。

   司会の羽鳥慎一「閣僚がカネを直接渡すって聞いたことがない。国有地の8億円値引きが(問題)という原点をしっかり押さえて聞いていきたい」

   一方的に信じるわけにはいかないが、浮上した高級官僚や「現職閣僚」への疑惑が絵空事だという根拠もまだないのだから調べる必要はあるだろう。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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