東京都豊洲市場の地下水から検出される有害物質の数値が9回目の調査で急にはね上がった問題について、担当した業者が都の指示で8回目までとは異なる方法で採水していたことを都議会で証言した。こちらの方法がむしろ適切で、それまでのやり方では数値が低くなるという指摘も出ている。
司会の羽鳥慎一「調査の手順が問題という指摘があがっています」
これまでの調査は環境省のガイドラインに基づき、井戸にたまった水を取り除く「パージ」とよばれる作業の後に出る水を採取して行ってきた。1回目から8回目までは、パージの翌日か翌々日の水を検査した数値が発表されていた。
都の指示でパージ後すぐに採取した9回目
しかし、9回目を担当した湘南分析センターの幹部はおととい4日(2017年3月)の都議会特別委員会で、パージ後20分から30分たったところで水を採取するように都から指示されたと述べた。都側は「指示した事実はない」と否定している。この調査では環境基準の79倍のベンゼンが検出された。
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あっちゃん| 似顔絵 池田マコト