「引き出せ!セレブ芸人エピソード」ということで、無名だけれど超金持ちの若手芸人6人が呼ばれ、金満ぶりを自慢した。一番すごい金持ちぶりを披露した芸人がネタを披露できるのだ。しかし、食うに困らない連中だから「絶対に売れてやる」という気概は1ミリも感じられない。MCのユースケ・サンタマリアは「ここまでがっついていない人たちは初めて」と呆れる。
MCの草彅剛が「家の持ち物で1番高価なものは?」と聞くと、父親がケーブルテレビ山形社長で全日本プロレスの会長でもあるあがすけの吉村は「僕、高級車ぐらいしかないっす」と大したことない。それではと祖父が大地主というピン芸人のカモシダせぶんが「小田急7駅をまたぐ土地」というフリップを出す。小田急線の登戸駅から柿生駅まで「ピークだったときはウチの土地」だったのだそうだ。さらに、祖母がウォルト・ディズニーの奥さんの友達ということで、直筆サイン入りのセル画や「養育費の足しに」と株券をもらった話を明かした。
小遣いは月400万円。ポルシェでスタジオ入り・・・
「実家の大きさを教えてください」というお題に、父親が北海道十勝の建設会社社長のどんぐりパワーズのミナコは、11LDKの実家と庭にある祖父の銅像、親に買ってもらったという世田谷区の3000万円のマンションを写真で紹介した。パンチがあったのは父親が北海道の建設会社の元社長という遠距離ファンタジーの島田だった。月400万円の小遣いをもらい、収録にはポルシェでスタジオ入りしたらしい。「網走市の家は20LDKあります。今は住んでいなくて維持費が300万円ぐらい。札幌のほうに11軒家があるので」なんて話す。
まあ、ネタだとしても、金持ち自慢など芸でも何でもないし、みな人相も悪い。よしんばお笑いの才能があったとしても、「お前らはきっと売れない」としか思えなかった。こんなものテレビでやるな。(放送2月3日24時50分)
大森