早春を思わせる伊豆・下田にタレントのホラン千秋が「JAPA-NAVI」コーナーで出掛けた。下田は江戸時代からの港町、リゾートとして観光人気が高いが、アロエの街でもあっった。とにかく街中がアロエだらけで、キダチアロエが植木のようにそびえ、生垣がアロエだったり、庭先にこんもり生えていたりするのだ。アフリカ原産のアロエには温暖な下田の気候が合うらしい。
人びとの生活にアロエはさまざまな形で使われている。民宿のおかみさんたちはアロエで自家製化粧水を作る。アロエ(約250グラム)を皮ごと短冊切りにして、細かく刻んだレモンの皮(3個分)とビンに入れ、成分が溶けやすいようにグリセリン(100ミリリットル)を加えて麦焼酎720ミリリットルを注ぐ。週に1回かき混ぜながら3週間で完成だ。
手に塗ってみたホラン「いい香り。肌がしっとりしてきました。これはいい」
医者いらずの健康・美容効果
アロエは「医者いらず」といわれるほど健康・美容効果があり、便秘を防ぎ、美肌、保湿、抗菌、抗カビなどいいことずくめだ。下田のおかみさんたちはいっそ食べてしまおうと、アロエ寿司も作った。
アロエの皮を切り取って、半透明部分を薄くそぎ切りにしたものが寿司ダネだ。握った寿司飯に練り梅をわさびのように塗り、そこにそぎ切りにしたアロエを乗せてかつおぶしを散らしてある。「アロエのみずみずしさがトロッときますね。梅肉の酸味とぴったりです」(ホラン千秋)
アロエは赤い花も食べる。茶碗蒸しの上に乗せたりするのだが、いろどりがきれいなだけでなく、かなり甘い。地元NHK静岡局の佐竹祐人アナは「天ぷらもおいしかったです」
(カズキ)