<拝啓、民泊様。>(TBS系)
「民泊詐欺」に騙される新井浩文&黒木メイサ!物足りない「エロなし、ハチャメチャなし」

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   2020年の東京五輪・パラリンピックがらみの話題の一つとして注目が集まっている「民泊」をテーマにしたドラマだ。会社をリストラされた山下寛太(新井浩文)は、妻・沙織(黒木メイサ)にクビを言い出せぬまま、若手起業家・民沢琢己(島丈明)の民泊セミナーに参加したことをきっかけに、民泊ビジネスを始めることになる。

   家を購入し、ゲストからの売り上げを家のローン返済に充てるというもので、物件探しや施設の運営管理はすべて民沢の会社が行うので、山下は家の鍵だけ管理すればいい。ローン返済後の売り上げはすべて山下の懐に入る。家という資産が手に入るうえ利益も得られる。これはリスクのまったくない新しいビジネスなのだと力説すされる。

「家を買ってゲストを泊めれば儲かりますよ」

   明らかに怪しい民沢なのだが、リストラにあったばかりで気が弱くなっているからか、もともと人を疑わない性格なのか、山下はその胡散臭さにまったく気づかない。民沢に勧められるままに、全国に先駆けて民泊事業の条例が制定された東京・大田区に家を買い、民泊事業がスタートしたが・・・。初回はここまで。

   30分ドラマのためあれやこれやとエピソードを盛り込まず、「民泊ビジネスとは」という解説も物語の中に自然に折り込んで、民泊についてまったく知識がなくても、疑問も違和感もなくついていくことができた。

   おそらく、次の展開としては、海外に留学しB&B(朝食付きの部屋)の利用経験もある沙織の兄・昌平(中野裕太)、労働基準監督署に勤めている沙織がキーパーソンとなって民沢の化けの皮を剥がしていきそうだ。

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