女子大生の体を無理矢理に触わるなどして強制わいせつなどの罪に問われた東京大生の松見謙佑被告(22)に対し、東京地裁はきのう20日(2016年9月)、懲役2年執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。共犯の東大生、河本泰知被告(22)は懲役1年6か月執行猶予3年だった。
事件は今年5月(2016年)、「東京大学誕生日研究会」の名目で女子大生を東京都豊島区のマンションに誘い入れ、酒を飲ませ服を脱がせたり、下半身にドライヤーの熱風をかけたりした。
東大生の肩書こだわり示談も不成立
松見は東京の有名高校の「御三家」といわれるひとつの武蔵高校の出身で、現役で合格した。被害者女性に示談を申し入れたが拒否されている。示談の条件は東大の自主退学だった。示談になれば不起訴になる可能性もあったが、河本も「自主退学すれば示談してもいいといわれたが、勉強したいので」と大学を選んだ。
司会の小倉智昭「だれでも東大生は頭がいいと思っているでしょうが、中には馬鹿もいるんだということでしょうね」
笠井信輔(ニュースデスク)「東大をやめて示談になれば、裁判にもならなくなる可能性もあるのに、犯罪歴が残っても東大生でいたいというのは、東大の肩書がなくなれば、自分は何もなくなる、空っぽの人間になってしまうということを自分で分かっているからなんでしょうね」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト