天皇陛下が生前退位の意向であると報道されていることについて、宮内庁ナンバー2の山本信一郎次長は完全否定したが、政府関係者の間では近く何らかの形で陛下からお言葉が示されるのではという声が出ている。
ただ、皇位継承は皇室典範で天皇が崩御されたときにだけ限られており、皇室典範の改正などの問題があり、実現には時間がかかりそうだ。
負担多すぎる年間公務600回!
82歳の陛下の公務は年間600回に及ぶ。負担は相当に大きいようで、昨年10月(2015年)に富山県で行われた「全国豊かな海づくり大会」では、行事の手順を勘違いされて主催側の担当者を呼び止められたことがあった。その2か月後の誕生日の会見では、「年齢というものを感じることが多くなり、行事の時に間違えることもありました。したがって、一つひとつの行事に注意深く望むことによって、少しでもそのようなことのないようにしていくつもりです」と述べた。
司会の小倉智昭「かつての東京五輪の開会の辞は昭和天皇でした。20年の東京五輪の時はどうなるのか、ご自身もいろいろ考えておられるのかもしれませんね」
古市憲寿(評論家)「そもそも、制度として自分のご意思で辞められないのはおかしいと思います。生前退位に限らず、皇族の方々が人間らしく暮らしやすい仕組みになっていけば良いなと思いますね」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト