健康志向の女性の間でキヌアが話題だという。キヌアって何だろう。雨宮萌果アナが「アンデス地方に生育しているほうれん草の仲間の種で、雑穀です。スープに入れたりジュースに混ぜたりて食べます」と紹介した。
その健康効果にはNASAも注目していて、宇宙飛行士に持たせたりしている。国連も世界の食料事情を改善するとして推奨している。「直径1・5ミリほどで、見た目はお米のようでもあり、お豆のようでもあるんですが、食物繊維は白米の6倍、鉄分は9倍もあるんです。南米のペルー、ボリビアで多く生産されていて、現地の人は『インカの恵み』と崇めています」(雨宮萌果アナ)
アンデス原産だけど・・・「炊き込みご飯」「みそ汁の具」で美味しい
ペルーが産地ということで在日ペルー大使公邸にお邪魔した。エラルド・エスカラ大使は「日本で出回っているのは白、赤、黒の3種類ですが、ペルーには1000種類以上があります。大変おいしいですよ」
大使夫人のクリスティーナさんが、さっそくキヌアの調理方法を指南してくれる。「最初に3回水を変えて洗います。これで外側のサポニンの苦味が取れます。キヌアの1・5倍の水に塩を少々入れて茹で、沸騰してからは弱火で15分で完成です。これにコーンやトマト、レタスと混ぜれば美味しいサラダになります」
日本食のメニューでも、お米と一緒に炊いてキヌア炊き込みご飯、みそ汁の具としても合うという。お馴染み「3シェフ」の中国料理の井桁良樹さんは「キアヌのホイコーローチャーハン」、日本料理の橋本幹造さんは「キヌアと夏野菜の冷や汁」、イタリア料理のマリオ・フリットリさんは「魚介とトマトのキヌアリゾット」を作った。
(磯G)