大野智が主演する時代劇映画「忍びの国」製作発表が31日(2016年5月)にあった。「のぼうの城」「村上海賊の娘」など時代小説でおなじみの和田竜の小説が原作で、脚本も和田が担当した。戦国時代に伊賀忍者と織田信長軍との間に起こった天正伊賀の乱を題材にした物語で、大野はカネに目のない怠け者だが、いくさでは伊賀一の忍者と呼ばれる無門を演じる。大野智にとって時代劇の主役は初めてだ。
CG、スタントなしでアクションシーン
中村義洋監督は「破天荒で自由なキャラが大野さんにピッタリ。誰も見たことのない新しい忍者映画にします」と意気込んでいる。見どころは合戦などのアクションシーンで、CGを極力使わず、スタントなしで大野が演じる予定だ。ビジュアルにも凝っており、おなじみの黒装束のほかにも、、紺の頭巾姿など5、6種類の忍者ルックを見せる。地毛でちょんまげを結うなどリアル感を出すという。
大野は「映画で戦国時代というのは初めてだったんで、俺で大丈夫かなって思いましたよ。アクロバット系とか、そういう要素も入ってくると思うんですけどね。それがどこまでできるのか、やれるとこまでやってみたいですけどね」と意気込みを語っている。
撮影は7~10月。公開は東宝系で来夏を予定している。
知央