これからの季節は新緑の長良川沿いを走る風光で人気のローカル線・長良川鉄道に観光列車が登場する。全面ロイヤルレッドの車両の『ながら』で、岐阜・美濃太田から北濃まで長良川沿いに北上する72キロだ。「ピカピカ☆日本」コーナー担当の古原靖久(タレント)が試乗してきた。
野生鹿のテリーヌとアマゴのオーブン焼き
試乗といってもまだ走っていない。運行開始はゴールデンウイークを控えた4月27日(2016年)だ。旅を演出する車内は天井は木目張り、シートはボックスごとに色やデザインが違い、ライトは蛍光灯でなく黄色い暖色光になっている。窓に沿った縦のカウンターテーブルあり、景色を正面からにながら楽しめる座席もある。
もう一つの楽しみは食堂車である。ここでちょっと贅沢なランチをいただくことができる。シェフの小口明廣さんが作ったのは2段折詰で、食前酒とスープもつく。「1段目のメインディッシュは野生で育った鹿のテリーヌと山菜。2段目のメインは清流育ちのあまごのオーブン焼きです。あまごの白身の中にクレソンとトマトソースを入れて焼いています」(小口さん)
古沢はあまごのオーブン焼きに「あまごは淡泊なのに、中に詰められたクレソンとトマトソースがきいています。素晴らしい景色を見て、美味しい料理を食べてもう満足でしょう」
で、料金はいくらなのか。あさイチは肝心なことを伝えてくれない。長良川鉄道のホームページで調べると、ランチプランは大人12000円、小人10650円だった。
(磯G)