サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」はきのう7日(2016年3月)に行われたアジア最終予選の対ベトナム戦は6-1で勝ったものの、中国が韓国を破って日本の3位以下が確定し、リオ五輪の出場はならなかった。
スポーツ報知は大きく「宮間 代表引退」とあり、続いて「大野、阪口、近賀、福元」の名前も並んだ。「さらに佐々木監督も代表監督を引退するとしています。なでしこジャパンの黄金期を支えたメンバーが、この大会を最後に代表を引退するとしているんですね」(木下康太郎アナ)
ベテランを使い続けたマイナス・・・若手起用進まず
大黒柱だった澤穂希が昨年暮れに選手を引退しており、キャプテンを継いだ宮間あやは「澤さんがいなくなってダメになったといわれたくない」と話していたが、今大会でチームはうまく回らなかった。
佐々木則夫監督は若手を大胆に起用して、2011年のW杯ドイツ大会で劇的な優勝に導き、12年のロンドン五輪では2位、15年のW杯カナダ大会で3位と世界のトップクラスとなった。佐々木監督は勝ち続けるためにこのときのメンバーを使い続けたのだ。最終予選のオールトラリア戦でも、先発メンバーのうち7人が11年のW杯と同じだった。これが世代交代を遅らせたと新聞は書く。
しかし、予選敗退で現状を変えやすくなったという見方もある。若手は育っている。町のサッカークラブではミニ澤が駆け回っているし、U17、U20世代もいる。これも「なでしこ」効果だ。これが20年の東京五輪までに育つかどうか。
司会の小倉智昭は女子サッカーについてはコメントなし。リオ五輪出場がなくなって、話題性がないと判断したのかな。