兵庫県警は16日(2016年2月)に、理化学研究所の元STAP細胞研究チームの小保方晴子元リーダーを東京都内の警察施設で任意による参考人聴取を行った。理研の元研究員が昨年1月、「小保方の研究室で見つかったES細胞は、別の研究室で作られ、何者かが盗んで持ち込んだものだ」と窃盗容疑で刑事告発したのを受けてのものだ。
捜査対象ではなく、「誰が盗んだのか」手掛かり欲しい
このES細胞について、小保方氏は手記「小保方晴子・あの日」の中で、「実際にこれら一連の発表は私の上司に当たる人たちによって周到に準備され、張り巡らされた伏線によって仕掛けられた罠だったとも受け取れた」と記している。
今回の聴取について、神奈川県警の小川泰平・元刑事は「『何者かが盗んだ』という刑事告発を受け、『何者か』を知る手がかりとして小保方さんを聴取しただけのこと」と説明する。
龍崎孝(TBS解説委員)「事件を解明するためには、大勢から話を聞かなければなりません。小保方さんはその一人で、被疑者として捜査の対象になっていることではない」
文
モンブラン