企業向けの特別な減税「政策減税」の合計額が2014年度は少なくとも1兆2000億円に上ると、きのう14日(2016年2月)付の朝日新聞が伝えていると紹介した。司会の羽鳥慎一は「消費税が1%で2兆円ということなので、その半分ということになります」と首をかしげる。
朝生でバラした「トリクルダウンなんかない」
1兆2000億円のうち62%は資本金100億円以上の大企業が受けた分だという。減税額は民主党政権時代から倍増しているが、「(大企業への減税などの)『果実』が家計に回ってないのが実情」だと記事は伝えている。
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「大企業から一般の人にまで(富が)落ちてくるのをトリクルダウンという言い方するんですけど、その理論的な柱になってた竹中平蔵さんは朝まで生テレビで『トリクルダウンなんかない』って言っちゃいましたからね。そういうものがないとすると、じゃあ結局何なんだと。大企業は儲かったけど、われわれ庶民から増税してますよと。なんだこりゃ」