駿台予備学校の講師が作ったセンター試験向けの漢字問題集(駿台文庫)が、ネットで批判を浴びているという。カタカナの傍線部分を漢字に直す問題で、「君のエキスをチュウシュツして飲み干したい」「彼女のなだらかなキュウリョウをうっとりと眺めた」「胸のデカさに俺はキョソを失った」というのがあった。
「セクハラ。子どもに出す問題ではない」「例文が不必要で下品だ」「このような本で勉強などさせたくありません」という声が殺到した。
ギャグとしても笑えないセンスのなさ
著者は「霜栄という現代文を教える講師で、駿台学園は「生徒が覚えやすいように新しい言葉つかいで例文を作りました。一部不愉快な例文のあったことをおわびします」とし釈明しており、自主回収するという。
内科医のおおたわ史絵「高校3年生になれば、もっと刺激的な文を読んでいる子は読んでいます。これだけでセクハラだとは思いませんが、この講師が作った例文にセンスがあるかといったら、ないと思う」。
経営コンサルタントの坂口孝則「この文脈だとなんの役にも立っていないので、通常の真面目な例文の方がいい」
評論家の宇野常寛「ギャグで書いたんでしょうけど、ギャグならもっと笑えるように明確に出した方がこんなトラブルは避けられたんじゃないですか」
文
モンブラン