<じゅん散歩(テレビ朝日系)>東京・浅草寺は正月には300万人近くの参拝客が訪れる初詣人気スポットだけれど、お参りをしただけで帰ってしまうのはもったいない。界隈にはいかにも下町らしいお店がたくさんあります。いい加減男・高田純次さんが一歩一会でご案内です。
仲見世の裏側に建物の壁などが赤で統一された路地がありました。明治の文明開化のころの仲見世は赤レンガ、関東大震災で焼失した後は朱塗りの通りだったのです。それを再現しています。
高田さんはその中ほどに「なに、スカイツリーが見える店?オムライス専門店だって」と見つけて、入っていきます。地元の常連さんたちでにぎわうお店で、人気は「カレーソースオムレツ」1400円だそうです。
高田さん「ピリ辛だね。チキンライスとうまく合致してる」
さらに行くと、伝通院の裏手に「めろんぱん」の大きな看板。「浅草花月堂」のメロンパンは直径20センチ、人の顔ほどもあるジャンボです。高田さんも食べたくなったようです。「上の皮がカリッとしていて、この味にはやられたねえ」。海外の旅番組で紹介されたこともあって、外国人観光客が並んでいます。台湾からの女性は「ベリー、グッド」
創業215年!なんで「どじょう」でなくて「どぜう」なの?
さらに、雷門をはさんで浅草寺とは反対方向に歩いていくと駒形です。有名などじょう料理店「駒形どぜう」があります。1801年、徳川11代・家斉将軍のときの創業というから215年の歴史があります。食べないわけにはいきません。出てきたのは割いてないない丸のどじょうにたっぷりの長ねぎ。
調理部長・宮田良一さん「ぐつぐついったら食べてください」
伝通院参りの江戸ッ子に愛されたちょっと甘めの味。それにしても、なぜどじょうではなく、「どぜう」なのでしょうか。
宮田「どじょうは4文字つながりで死文字につながるので縁起が悪いということで、どせうの3文字にしました」
どじょう鍋は夏バテ対策のイメージが強いのですが、冬は冬で体が温まります。
このあと、高田さんは商店街としては日本で2番目に古いという佐竹商店街で、昭和の匂いただようカステラ専門洋菓子店をのぞき、ラーメンとお新香とみつまめで500円という「甘味・軽食」でラーメンをすすって、かつて田原町と呼ばれていたあたりも歩きました。東京・下町はお正月風情たっぷりです。ぜひ寄り道してください。(放送12月21日~24日あさ9時55分)
涼