<相葉マナブ(テレビ朝日系11月1日よる6時)>相葉雅紀が学んだのは相撲だ。元高見盛の振分親方に相撲を教えてもらうため、東京・墨田区の東関部屋の朝稽古を訪ねた。
ズボンの上からまわしをしめてもらう。やせた体が強調されて、かなり弱っちく見える。まずは準備運動の四股を踏む。四股は土俵に潜む邪気を封じ込める意味があり、足腰をまんべんなく鍛える効率のいい練習法でもあるのだという。毎日、最低300回は踏むと聞いて相葉は目を丸くする。両脚を180度開く股割りは股関節の可動域を広げ、ケガを防止し、腰痛予防になるという。日頃ダンスレッスンしている相葉はこちらはお手の物だ。東関親方も「柔らかい、柔らかい」
「ちゃんこ」作りもお手伝い
準備運動の後はこの日のメインイベントのぶつかり稽古へ。相手の胸めがけて頭からぶつかっていく。「怖がらないのがポイント」と言われても、相手は倍以上も体格差がある力士だ。ところが、弱っちく見えた相葉が意外な底力を見せた。すぐにコツをつかみ、土俵際までずんずんと寄って、押し出してしまった。
稽古の後はちゃんこ作りに参加した。
相葉「ちゃんこって、なんでちゃんこって言うんですか」
振分親方「ちゃん(親)と、こ(弟子)が一緒に食べることからちゃんこ」
使う肉は鶏肉。相撲は土俵に手をついたら負け。ニワトリは2本脚で立ち、豚や牛のように前足を地面についてないことから験を担いでいるのだ。
量が半端ではない。から揚げは5キロ、5キロの野菜の入った鍋の中には味噌1キロだ。相葉は「料理というより工作みたい」と興奮しきりである。できも上々で、振分親方から「おいしいです」と言われて満足げだった。
知央