<Arashi Blast in Miyagi> 宮城県・ひとめぼれスタジアム宮城で開催された嵐の東日本大震災復興支援コンサート初日(2015年9月19日)、開演時間を10分過ぎて始まった。5万2000人の歓声がとどろく中、嵐の5人が高さ25メートルの高さの特設ステージに登場し、花道サイドステージに5人が一斉に瞬間移動するパフォーマンスを披露して、観客の度肝を抜いた。
コンサートのオリジナルグッズの監修は相葉雅紀、ステージ構成は松本潤、MCは櫻井、振り付け、衣装は大野担当した。
ニノ「またみんなで会おう。県知事さんにお願いして」
見せ場は「ARASHI 3Dフライング」と名付けられた空中遊泳装置だ。スタジアム中央の銀の王冠がするすると降りてくると、真ん中からパラソル型に開く。メンバーは背中合わせになって乗り、宙を飛びながら熱唱するという派手な仕掛けである。観客の頭すれすれを行き来するため、メンバーの匂いまで嗅げると大好評だった。メンバーがわざと揺らして、高所恐怖症の櫻井翔はビビリまくるというお約束のシーンもあった。
この日、歌ったのはアンコールも含めて37曲。5人がソロ曲を披露するコーナーもあった。最後はそれぞれの思いを言葉にして締めくくった。
二宮「また(みんなで)会いたいなって、そう思うなら、県知事さんに言おう。あの人に感謝してよ。あの人のひと言でやれたんだから」
大野「2002年にサッカーを見に来てから、まさかここでコンサートができるなんて思ってなかったです。この空間があってこその僕らです。これからもこの空間を続けていけるように、これからも僕らについてきて下さい」
櫻井「宮城でコンサートができて嬉しく思ってます。世界中から足を運んでくれて嬉しいです。共に笑顔で未来へ歩いて行きましょう」
相葉「楽しかったあ。毎年、自分で目標を立てるんです。去年の自分に負けないようにって。去年、ハワイでブラストやったけど、きょう(それを)超えました。焦らず諦めず進んでいきましょう」
松本「2011年、僕らが東北地方に来れなかった頃、『みんなこの空で繋がってるから』と言うメッセージを送ってました。僕ら15周迎えました。誕生日を祝えて最高だなあと。皆さんがいたから15年やってこれました」
観客とメンバーが一体となった瞬間だった。
知央